公募研究A01:超小型シンチレータタイルをもちいたデジタルハドロンカロリメータの開発研究
代表 | 竹下 徹 | 信州大学理学部 | 教授 |
素粒子実験 |
| 川越 清以 | 神戸大学理学部 | 助教授 |
素粒子実験 |
| | | | 以上2名 |
研究の進展状況とこれまでの主な研究成果
「超小型シンチレータタイルをもちいたデジタルハドロンカロリメータの開発研究(公募研究A01)」では、次世代の加速器である線形衝突型加速器のカロリメータ測定器のための新しいアイデアによる開発研究を行っている。
デジタルカロリーメータ(エネルギー情報は1ビットのみで粒子通過のあり・無しのみを判断する型のカロリーメータ)をシミュレーターで実現し、その予言を検証し、超小型プラスチックシンチレーターにより実機を用いてシミュレーション結果を確かめることが目的である。
デジタルカロリーメータをハドロン部に用いた場合、通常のアナログ型の全エネルギー総和型カロリーメータと、エネルギー分解能において遜色ないことをシミュレーション結果で確認した。このとき全てのレイヤーを独立に読み出し、各小型シンチレータータイルとして1cm角を仮定して、ヒットしたタイルの数を数え上げた。
また超小型シンチレータータイルの実装についても種々の反射コーティングやファイバーの設置(なしも含めて)方法について製作してテストしている。これまでの所波長変換ファイバーを中心に穴を開けて挿入する方法が最も大きな光量を得ている。
研究成果公表の状況(主な論文等一覧)
該当なし
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