グループ紹介
筑波大学素粒子実験室のSTJグループでは、ハフニウムとタングステンを超伝導体電極に用いたSTJ検出器の開発を行なっています。
ハフニウム/タングステンを用いることによって、現在のSTJでは測定できない低エネルギーの放射線を観測することが可能となり、新しい物理を調べるのに役立ちます。
ただし、ハフニウム/タングステンを用いたSTJは作製されたことが無いので、作製するための方法・条件を自分達で一から調べることが必要となります。
そのため、理化学研究所(和光市)のクリーンルームを借りて、サンプルの作製・性能評価をくり返し行ない、STJ作製に必要な条件の探索を行なっています。
2010年以降は高エネルギー加速器研究機構 KEK内のクリーンルームにて素子の作成を行っています。